New report

2005年09月08日

新制限での《突然変異》

前環境では、猛威を振るった《突然変異》。今回の制限改定で制限カードとなったが、
このカードを使う意味があるのか、変異元のモンスターと変異後の融合モンスターをレベル別に考察していく。

・レベル1
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》
前環境では《月読命》と共にアドバンテージを稼ぐカードだった。
現在では、このカード自体が制限、主な変異元の《キラー・スネーク》が禁止、羊トークンを生み出す《スケープ・ゴート》が制限になり、
《月読命》も制限カードとなってしまったため、《サウザンド・アイズ・サクリファイス》+《月読命》を狙って作り出すのは困難となった。
しかし、消滅した訳ではないのでまだまだ強力な除去カードである。

・レベル3、4
特出した融合モンスターは存在しないが、《強奪》《洗脳−ブレインコントロール》などで奪った相手モンスターを
そのままにするくらいなら、《突然変異》で返さないほうがいいだろう。

・レベル5
《魔人 ダーク・バルター》
戦闘で破壊した効果モンスターの効果を無効化し、通常魔法の効果も1000ライフ払う事で無効化するカード。
効果だけを見ると強力だが、現在は《炸裂装甲》《奈落の落とし穴》などの罠カードが流行しているため、
罠カードには耐性を持たないこのカードでは、活躍の場面は少ないと思われる。
強いて言うなら、相手の手札・場のカードが少なく、自分のライフに余裕があるときは有効である。

《デス・デーモン・ドラゴン》
前環境でも《幻想召喚師》の効果で特殊召喚した後、ターン終了時に破壊されない裁定で注目されたモンスター。
《聖なる魔術師》《サイバーポッド》《メタモルポット》などのリバース効果を無効化できるのは十分といっていいだろう。
《魔人 ダーク・バルター》と違い、戦闘で破壊する必要もない。
そして何より、このカードに対象を取った罠カードの効果を無効化するので、
多少なりではあるが、《魔人 ダーク・バルター》と違い戦闘面で期待ができる。

《ナイトメアを駆る死霊》
ステータスが低いためかあまり注目されないモンスターではあるが、
相手プレイヤーに直接攻撃が可能で、成功すれば相手の手札を捨てられる効果は強力。
そして《死のデッキ破壊ウイルス》の生け贄にもなる。
直接攻撃で相手の手札を減らしていき、《炸裂装甲》や《奈落の落とし穴》で守ったりしていくと活躍が期待できる。

・レベル6
《ドラゴン・ウォリアー》
このカードを対象に取った魔法カードの効果を無効化するため、《強奪》《洗脳−ブレインコントロール》で奪われたり事がなく、
通常罠の効果を無効化できるため、ライフに余裕があればガンガン殴りにいける。
しかし、レベル6のモンスターは攻撃力2000を超えるモンスターが多く、
わざわざ攻撃力を下げてまで変異することがあまり無いのも事実。

《黒炎の騎士−ブラック・フレア・ナイト−》
《お注射天使リリー》に対して、効果を気にすることなく戦闘を仕掛けられるモンスター。
逆に言うと、それ以外の利用価値がないのだが。

・レベル7
《竜魔人 キングドラグーン》
対象に取れない効果は強力なのだが、このカードは《月の書》《月読命》制限の影響で、
変異するのに最も最適だった《可変機獣 ガンナードラゴン》が使いにくくなり、このカードの姿を見ることも減った。
それでも、忘れているとやられることもあるので注意。

《サイバー・ブレイダー》
1枚で色々できる優良モンスター。相手のモンスターの数に左右されるが、どの効果も強力。
しかし、このカードの攻撃力が2100とレベル7では低め。
ほとんどが攻撃力を落とすこととなるので、変異することは少ないと思われる。

・レベル8
《ガトリング・ドラゴン》
コイントスではあるが、フィールド上のモンスターカードを破壊できる効果を持つ。
自分のモンスター、最悪このカード自身をも巻き込んでしまうため、なるべくモンスターを召喚してから効果を使いたい。

《サイバー・ツイン・ドラゴン》
変異カオスが台頭した元凶となったモンスター。
効果は2回攻撃と単純だが、元々の攻撃力が2800なので非常に強力。
《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》とのシナジーは脅威の一言。
しかし、《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》が禁止になった今、このカードの2回ダイレクトもやや決まりにくくなった。
優秀なレベル8モンスターはまだまだ存在するが、《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》に取って代わる、召喚が簡単なモンスターはいない。当然ではあるが。

・レベル9
《アルカナ ナイトジョーカー》
攻撃力は申し分なし。しかし、レベル9のモンスターは数えるほどしかいない上に、
効果の発動も厳しいものとなっている。活躍のチャンスはほとんど無いだろう。

・レベル10
《サイバー・エンド・ドラゴン》
攻撃力4000に貫通効果持ち。攻撃が通れば2000〜3000ダメージは期待できる。
しかし、このカードも《アルカナ ナイトジョーカー》同様変異元となるモンスターが少ない。
出すとしたら、《メタル・リフレクト・スライム》を使うことになるだろう。


・総括
やはり前環境と同じように、「デッキにレベル8モンスターが存在する」事が《突然変異》を活躍させる条件だろう。
しかし、制限カードなのでこのカード頼りにデッキを作ることは無い。
おまけ程度に入れておいて、引いたら状況を考えて使うことになるだろう。
posted by けーあい(K・I) at 21:42 | Comment(5) | TrackBack(1) | 遊戯王(雑記)
この記事へのコメント
はじめまして。いつも、ROM厨なんですが。

では、さっそく。
☆9 マスター・オブ・OZを忘れてはいけません!!

レベル9はアトランティス+メタリフしか思い浮かびません。結局、今の環境じゃやりませんが(笑)


ちなみにレベル9モンスター
マスター・オブ・OZ
アルカナ ナイトジョーカー
ブラック・デーモンズ・ドラゴン
黒衣の大賢者
黒の魔法神官
モイスチャー星人
ヘルフレイムエンペラー
真紅眼の闇竜

召喚条件が難しいのばかりじゃん。
Posted by もよもと Lv48 at 2005年09月09日 22:27
☆9 マスター・オブ・OZを忘れてはいけません!!

レベル9はアトランティス+メタリフしか思い浮かびません。結局、今の環境じゃやりませんが(笑)


ちなみにレベル9モンスター
マスター・オブ・OZ
アルカナ ナイトジョーカー
ブラック・デーモンズ・ドラゴン
黒衣の大賢者
黒の魔法神官
モイスチャー星人
ヘルフレイムエンペラー
真紅眼の闇竜

召喚条件が難しいのばかりじゃん。
Posted by もよもと Lv48 at 2005年09月09日 22:27
すいません。同じ内容を2回送ってしまいました
Posted by もよもと Lv48 at 2005年09月09日 22:30
Posted by at 2005年09月12日 21:00
《マスター・オブ・OZ》は攻撃力の高さしか特徴にないので省きました。
それでも攻撃力4200は強いですね。

アトラン+メタリフが簡単、と言うかそれ以外は無理ですね(苦笑
Posted by けーあい at 2005年09月15日 01:15
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

現環境における《突然変異》
Excerpt: ■新制限での《突然変異》 (December\'s Nocturne) 旧環境で猛威をふるった《突然変異》について、現環境における可能性を考察しています。
Weblog: 遊戯王ニュース
Tracked: 2005-09-09 11:12